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コワーキングスペースが「サードプレイス」と呼ばれる理由|マルチディスプレイ派でも外で仕事できる?2026年の最新事情

「仕事は会社か、家か」——そんな二択の時代はもう終わりました。いま注目されているのは、そのどちらでもない「第3の場所=サードプレイス」としてのコワーキングスペース。でも「私はマルチディスプレイがないと仕事にならないから、外では無理…」と思っていませんか?結論から言えば、その心配はもう不要です。この記事で、理由と最新事情をすべてお伝えします。
この記事でわかること
- コワーキングスペースが「サードプレイス」と呼ばれる3つの理由
- マルチディスプレイ派でも外で仕事できる最新設備事情
- 外部モニター・モバイルモニター貸出に対応した施設の実例
- スペース選びで確認すべきチェックリスト
- 運営者がモニター設備を整えることで得られるメリット
1. そもそも「サードプレイス」とは何か?
「サードプレイス(Third Place)」とは、社会学者レイ・オルデンバーグが提唱した概念で、自宅(第1の場所)でも職場(第2の場所)でもない、「自分らしくリラックスできる第3の居場所」のことを指します(コクヨマーケティング サードプレイスとは(2026年4月))。かつてはカフェや図書館、公園がその代表例でしたが、リモートワークやハイブリッドワークが定着した2026年現在、コワーキングスペースが新しいサードプレイスとして急速に存在感を高めています。
ハイブリッドワークが普及した結果、「オフィスに出社するか、自宅で働くか」という二者択一ではなく、サードプレイスとしてのコワーキングスペースが重要な選択肢になっています。従業員は自宅近くの拠点で集中して作業したり、移動の合間に立ち寄ってオンライン会議に参加したりと、より柔軟に働く場所を選べるようになっています(いいオフィス コワーキングスペース市場規模解説(2025年7月))。
2. コワーキングスペースが「サードプレイス」になれる3つの理由

① 「自宅の油断」と「会社の緊張」からちょうど解放される
自宅での仕事は自由な反面、ついSNSを見たり、家事が気になったりと誘惑だらけです。一方、オフィスは緊張感があるものの、人の目が気になって思考が広がりにくいことも。コワーキングスペースはその中間にある不思議な空間です。程よいBGMと「周りも黙々と仕事をしている」という適度な刺激が、驚くほど集中力を引き出してくれます。
② 「移動」が仕事とプライベートのスイッチになる
在宅勤務の大きな悩みのひとつが、「仕事とプライベートの境界線が曖昧になること」です。コワーキングスペースへ出かけるという行動を挟むだけで、脳が自然と「仕事モード」に切り替わります。帰り道には「今日の仕事は終わり」というOFFのスイッチにもなり、メリハリのある生活リズムを取り戻しやすくなります。
③ 「肩書のないゆるいつながり」が生まれる
会社内の人間関係は、どうしても役職や利害関係が絡みます。コワーキングスペースに集まる人たちは、業種も立場もバラバラ。それでいてお互いに「仕事をしに来ている」という共通点があるため、ふとした会話から思わぬ縁やアイデアが生まれることも。肩の力が抜けたゆるやかなつながりが、コワーキングをただの「作業場所」以上の存在にしています。
3. 「でも、マルチディスプレイが必要なんです」問題を解決する

ここからが本題です。「サードプレイスとしての魅力はわかった。でも自分は画面が1枚では仕事にならない」——資料作成・プログラミング・データ分析・デザインなど、複数の画面がないと著しく生産性が落ちる職種の方は少なくありません。
「ノートPC1台でカフェでノマドワーク」みたいな生活は、自分には縁のない話だと思っていた。
その感覚、もっともです。でも実は、近年のコワーキングスペースはマルチディスプレイ派のニーズをしっかりと拾い始めています。
① 大型外部モニターの常設席が標準化しつつある
コワーキングスペース「いいオフィス」では、直営店に20インチ以上の4Kモニターを壁付けで設置。USB-CやHDMI接続でノートPCとつなぐだけで、一瞬でマルチディスプレイ環境が完成します(いいオフィス 設備・備品ご紹介(2025年4月))。27〜32インチクラスのモニターを用意している施設も増えており、「自宅より広い画面で作業できた」という声も聞かれます。
② 外部モニターの無料貸し出しサービスが急増中
据え置き型モニターが設置されていない席でも、外部モニターを無料で貸し出してくれる施設が増えています。名古屋駅から徒歩5分のベースキャンプ名古屋では、HDMIおよびUSB-C接続に対応した外部モニターを複数台用意して貸し出しを行っています。新宿のWorkmedi(ワークメディ)や横浜・日本大通りのmass×massなども外付けモニターの貸し出しに対応しており、こうした施設は全国各地で着実に広がっています。
③ タブレットのサブディスプレイ化という選択肢も
iPadやAndroidタブレットをサブモニターとして活用するアプリやツールも定着しています。コワーキングスペースの広いデスクと高速Wi-Fiさえあれば、自分の使い慣れたガジェットを組み合わせて、どこでも快適なマルチディスプレイ環境を構築することが可能です。持ち物が増えるデメリットはありますが、「自宅の作業環境をそのまま持ち出す」感覚で使えます。
4. スペースを選ぶときのチェックリスト

マルチディスプレイが必要な方がコワーキングスペースを選ぶ際に確認しておきたいポイントをまとめました。
✓ 外部モニターの常設席があるか(インチ数・接続端子の種類)
USB-C接続に対応していると、ノートPCから映像出力と充電が1本のケーブルで完結するため便利です。
✓ 外部モニターの無料貸し出しサービスがあるか
事前に施設のWebサイトや問い合わせで確認しておきましょう。台数が限られている場合は予約が必要なこともあります。
✓ デスクの奥行きが十分か(60cm以上が目安)
外部モニターを置いてもノートPCと並べるスペースがあるか確認を。奥行きが浅いと作業しにくくなります。
✓ Wi-Fi速度が安定しているか
大画面でのWeb会議や大容量ファイルのやりとりには、高速かつ安定した通信環境が必須です。
✓ 電源コンセントが各席に確保されているか
モニターを追加すると電力消費が増えます。コンセントが各席にあるか確認を。
5. 運営者目線:モニター設備の整備がもたらすビジネス効果
コワーキングスペースを運営する側にとっても、外部モニターの整備は収益につながる投資です。いいオフィスのデータによると、モニターは1台あたり25,000〜35,000円程度で導入できます。一方で「モニターがあるスペースを選ぶ」という動機で来館する利用者は確実に存在し、設備の充実が稼働率と口コミ評価の向上につながります。
特にモニター付きの席は「単価が高くても選ばれる席」になりやすく、プレミアム席として差別化することで、より高い料金設定が可能になります。法人のサテライトオフィス契約を検討している企業担当者も、モニター環境の有無を重要視する傾向があります。
また、モニターの貸し出し設備と合わせて、予約・決済・入退室を自動化するシステムを整えることで、スタッフの管理負担を増やすことなく付加価値の高いサービスを提供できます。
まとめ:「画面が足りないから外では無理」は、もう昔の話
コワーキングスペースが「サードプレイス」として選ばれる理由は、単に「外で仕事できる場所」というだけではありません。自宅でも職場でもない、程よい緊張感とリラックスが共存する特別な空気。それが思考を解放し、仕事に新しいリズムをもたらしてくれます。
そして「マルチディスプレイがないと仕事にならない」という理由でコワーキングスペースを諦めていた方にとって、2026年の施設環境は大きく変わっています。大型モニターの常設・無料貸し出し・タブレットのサブディスプレイ活用という3つの選択肢が揃った今、「画面が足りない」という壁は実質的にほぼ解消されています。
自宅とオフィスの往復に少し疲れたら、ぜひ一度、モニター完備のコワーキングスペースを覗いてみてください。「家並みの作業効率」と「サードプレイスならではの心地よさ」が重なるとき、仕事への向き合い方が少し変わるかもしれません。