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失敗しないレンタルスペース運営のコツと成功事例まとめ

窓から自然光が差し込む、明るく開放的なレンタルスペースの室内写真

「空いている部屋を貸すだけで収入になるらしい」。そんな話を耳にして、レンタルスペース運営に興味を持った方も多いのではないでしょうか。実際、レンタルスペース運営は少ない初期投資で始められます。副業としても注目を集めています。しかし、ただ部屋を貸し出すだけでは、思うように予約が入りません。苦戦してしまうケースも少なくないのです。安定した収益を上げているレンタルスペース運営には、いくつかの共通したコツがあります。そこで、この記事では、最新の市場データと成功事例をもとに解説します。レンタルスペース運営で失敗しないためのポイントを、やさしくお伝えしていきます。

今、レンタルスペース運営が注目される理由とは

副業・不動産活用としての需要拡大

近年、空き家や遊休不動産の活用方法として、レンタルスペース運営を選ぶ人が増えています。国土交通省も空き家対策特設サイトの中で、活用の一例を紹介しています。空き家を「活かす」選択肢として、カフェやシェアオフィスへの用途転換をあげているのです。つまり、遊休スペースを放置するのではありません。レンタルスペースとして運営することは、国としても後押ししている流れなのです。

また、コロナ禍を経て在宅・リモートワークが定着しました。そのため、自宅以外の「第三の作業場所」を求める人も増えています。さらに、撮影スタジオやパーティールームとしての需要も広がっています。このように、レンタルスペース運営の可能性はますます多様化しているのです。

出典:国土交通省|住宅:空き家対策 特設サイト

市場データで見るレンタルスペース運営の成長

具体的な数字でも、レンタルスペース運営市場の伸びは裏付けられます。一般社団法人シェアリングエコノミー協会と株式会社情報通信総合研究所は、共同で市場調査を実施しました。調査によると、2022年度のシェアリングエコノミー全体の市場規模は2兆6,158億円です。前年度比で8.1%の増加となりました。中でも「スペースのシェア」は、今後特に成長が見込まれる分野として挙げられています。

さらに、レンタルスペースの予約・集客プラットフォームを提供するRebase社の推計もあります。貸会議室・レンタルスペース等の市場規模は1,790億円と推計されています。そして、2032年には1.7兆円まで拡大すると予測されているのです。年平均の成長率は25.4%とされており、これはかなり高い水準だといえるでしょう。以下の表に、主要な市場データをまとめました。

出典対象数値
シェアリングエコノミー協会・情報通信総合研究所(2022年度調査)シェアリングエコノミー市場全体2兆6,158億円(前年度比8.1%増)
Rebase社推計(楽待新聞掲載)貸会議室・レンタルスペース市場(2023年時点)1,790億円
Rebase社推計(楽待新聞掲載)同市場の2032年予測1.7兆円(年平均成長率25.4%)

出典:シェアリングエコノミー協会「シェアリングエコノミー市場調査2022年版」

出典:楽待新聞「モノ、コト消費に焦点当てれば、レンタルスペースは思わぬ収益力を発揮!?」

失敗しないレンタルスペース運営の6つのコツ

レンタルスペース運営で安定した稼働率を維持するには、具体的な工夫が必要です。ここでは、実践しやすい6つのポイントに分けてご紹介します。

1. ターゲットとコンセプトを明確にする

まず大切なのは、ターゲットを絞り込むことです。誰に、どんな目的で使ってほしいのかを明確にしましょう。従来の会議やテレワークだけではありません。また、最近ではSNS投稿用の撮影や女子会にも使われます。さらに、ファン同士の交流会など、利用シーンは大きく広がっています。そのため、「自宅では出せない非日常感」を演出する内装づくりが大切です。つまり、他のレンタルスペースとの差別化につながります。例えば、たこ焼き器やホットプレートを用意してみましょう。また、ゲーム機などのオプション備品があれば、パーティー需要にも応えられます。単価アップも狙えるでしょう。

レンタルスペースで、たこやきパーティーを楽しむ男女

2. 写真と掲載文にこだわる

ポータルサイト上での見え方は、集客結果を大きく左右します。まず、広角レンズで部屋全体を撮影しましょう。自然光が入る明るい時間帯に撮ることが基本です。また、実際の利用シーンが伝わる写真を添えてみてください。そうすることで、利用者は具体的なイメージを持ちやすくなります。さらに、最寄り駅からの道のりも、写真付きで案内しておきましょう。そうすれば、当日の迷子やクレームを防ぐことにもつながります。

3. 予約・決済管理を自動化する

無人運営でレンタルスペース運営を続けていくには、業務の効率化が欠かせません。そこで力を発揮するのが、運営に対応した管理システム「OnePlace HUB」です。予約受付や空き状況の管理、事前決済までを一つのシステムで一元管理できます。そのため、ダブルブッキングや料金の未回収といったリスクを減らせるのです。さらに、提携先のメディアやネットワークからの送客も見込めます。つまり、自社の集客コストを抑えながら、認知度を高めることができるでしょう。このように、無人でもスムーズに運営したいと考えている方にとって、心強い選択肢の一つだといえます。

4. 無人運営のセキュリティを整える

入退室やスペースの管理体制を整えましょう。そうすれば、運営コストの削減と、利用者の満足度向上を両立できます。例えば、スマートロックを導入すれば、鍵の紛失リスクがなくなります。また、予約ごとに暗証番号を変更すれば、不正利用も防げるでしょう。さらに、玄関付近に防犯カメラを設置しておくのもおすすめです。そうすることで、利用者のプライバシーを守りながら、人数超過などの抑止力にもなります。

玄関に設置されたスマートロックと防犯カメラのイメージ

5. リピーターを増やす仕組みをつくる

新規集客だけに頼らないようにしましょう。そのためには、直接予約やリピート利用を増やす工夫も重要です。例えば、会員登録をしてくれた方には、次回使える割引クーポンを発行してみてください。また、撮影スタジオや教室として定期的に利用する方もいます。そうした方には、優先予約枠や月額プランを案内すれば、安定した収益基盤を作れます。このように、季節に左右されにくい経営が実現するでしょう。

6. トラブルを防ぐルールを整備する

飲食を伴う利用のあとは、注意が必要です。そのため、ゴミの持ち帰りや原状回復を徹底してもらいましょう。また、退室時のチェックリストを分かりやすく掲示しておくと安心です。そうすれば、利用者にもルールが伝わりやすくなります。

6つのコツ 早見表

No.コツ概要
1ターゲット設定誰に、どんな目的で使ってほしいかを明確にする
2写真・掲載文明るく具体的な写真とわかりやすい説明文で魅力を伝える
3予約・決済の自動化「OnePlace HUB」などの管理システムで一元管理する
4セキュリティ対策スマートロックや防犯カメラで無人運営の不安を減らす
5リピーター施策会員クーポンや定期利用プランで安定収益をつくる
6トラブル防止退室時のルールをチェックリストで明示する

データで見るレンタルスペース運営の実例

crewtoneのデータに見るワークブースと会議室の傾向

レンタルスペースの運営代行サービスを手がけるcrewtone社は、興味深いデータを公開しています。2026年3月の実績では、個室ワークブースの売上が前年同月比2.3%減少しました。しかし、全国平均で1ブースあたり月5万円以上の売上は維持されています。わずか1畳ほどのスペースで、これだけの売上を生み出せるのです。レンタルスペース運営の収益性の高さを物語っているといえるでしょう。

一方、同じ月の大型会議室の売上は、前年同月比で5.5%減少しました。ただし、価格を3割引き下げたところ、売上が2倍に伸びた事例も報告されています。つまり、用途によって需要の波は異なるということです。そのため、価格設定やプランを柔軟に見直す姿勢が、レンタルスペース運営を長く続けるコツだといえるでしょう。

出典:crewtone「データから見るレンタルスペース売上動向・トピックまとめ」

個人運営者に見る特化型レンタルスペースの広がり

ちなみに、個人でレンタルスペース運営を始める人も増えています。あるレンタルスペース運営者の報告によると、3大予約プラットフォームの掲載数は、2026年に入ってから前年比で2割ほど増えているそうです。以前は会議室や宴会場のような広いスペースが中心でした。しかし、最近は10畳から20畳ほどの、用途特化型のニッチなレンタルスペースが目立ちます。

撮影スタジオやパーティールームなど、特化型のレンタルスペース運営が個人副業の主流になりつつあるのです。また、価格帯にも変化が見られます。時間1,500円から3,000円ほどの低単価ゾーンは、競争が激しくなっています。一方で、3,000円から6,000円ほどの特化型プランが、中心的な価格帯になってきているようです。

出典:note「スペースマーケットで月利益36万円、副業レンタルスペースのリアル」(個人運営者による報告)

レンタルスペース運営でよくある失敗と対策

価格設定を一度決めたまま放置してしまう

需要は季節や社会情勢によって変化します。そのため、料金プランは定期的に見直すことが望ましいでしょう。先ほど紹介したように、価格を引き下げて売上が伸びた事例もあります。つまり、放置せず、こまめな見直しを心がけることが大切なのです。

集客チャネルが一つのサイトに偏っている

一つのポータルサイトだけに頼るのは危険です。なぜなら、アルゴリズム変更や競合の増加によって、予約数が左右されてしまうからです。そのため、自社サイトでの直接予約も用意しておきましょう。さらに、管理システムと連携した送客チャネルも併用すれば、リスクを分散できます。

無人運営だからこそ起きるトラブルへの備え不足

無人運営は効率的です。しかし、トラブル発生時の対応が遅れがちという弱点もあります。そのため、遠隔で施錠状況を確認できるスマートロックを導入しましょう。また、緊急時にすぐ連絡が取れる体制も、事前に整えておくことが欠かせません。

レンタルスペース運営を始めるまでの流れ

ここからは、レンタルスペース運営を始めるまでの流れを、順を追って見ていきましょう。

STEP1:物件を選ぶ

まず、物件を選ぶ段階です。立地はもちろん大切ですが、初心者の場合は無理のない範囲で始めることをおすすめします。自宅の一室や、遊休スペースの活用から始める方も多いようです。

STEP2:コンセプトを設計する

次に、コンセプトを設計します。先ほどお伝えしたとおり、ターゲットと利用シーンを明確にすることが欠かせません。そうすることで、その後の内装や備品選びもスムーズに進みます。

STEP3:備品をそろえる

そして、必要な備品を準備しましょう。まず、Wi-Fiやモニターといった基本設備をそろえます。さらに、コンセプトに合わせたオプション備品もそろえると良いでしょう。

STEP4:掲載・集客を行う

続いて、ポータルサイトへの掲載と集客を行います。写真や説明文にはしっかりとこだわりましょう。あわせて、管理システムの導入も検討してみてください。「OnePlace HUB」のような仕組みを使えば、掲載から予約管理までを効率よく進められます。

STEP5:運用を開始する

最後に、実際の運用を開始します。なお、運用を始めたあとも、レビューや売上データを確認しながら、価格やプランを見直していくことが大切です。このように、レンタルスペース運営は一度始めたら終わりではありません。継続的な改善こそが、長く愛されるレンタルスペース運営につながっていくのです。

レンタルスペース運営に関するよくある質問

Q. レンタルスペース運営は未経験でも始められますか?

はい、始められます。実際に、多くの方が副業としてレンタルスペース運営をスタートしています。ただし、内装づくりや集客の工夫は欠かせません。まずは小さな一室から試してみるのもおすすめです。

Q. レンタルスペース運営に向いている物件はありますか?

立地の良さも大切です。しかし、それ以上にコンセプトが重要になります。例えば、女子会向けなら内装のかわいさが求められるでしょう。一方、撮影用なら、天井の高さや背景の壁が重視されます。

Q. 無人でレンタルスペース運営はできますか?

結論から言うと、できます。スマートロックや予約管理システムを組み合わせれば、常駐スタッフがいなくても運営が可能です。さらに、「OnePlace HUB」のようなシステムを使えば、決済までを自動化できるでしょう。

Q. 収益を安定させるコツはありますか?

ずばり、リピーターづくりが鍵になります。会員限定の割引や、定期利用プランを用意してみましょう。新規集客に偏らない仕組みが、レンタルスペース運営の長期的な安定につながります。

まとめ|レンタルスペース運営を成功させるために

レンタルスペース運営を軌道に乗せるために、大切なことが二つあります。一つは、利用者が求める「非日常的な空間づくり」です。もう一つは、予約・決済業務の「自動化」です。つまり、この両方を両立させることが欠かせません。今回ご紹介したように、市場全体は着実に成長を続けています。そのため、工夫次第で、個人でも十分に収益を上げられる分野だといえるでしょう。まずは、「OnePlace HUB」のようなツールを取り入れて、業務を効率化してみてください。そして、時代のトレンドに合わせた、魅力的なレンタルスペース運営を目指していきましょう。

参考文献・出典一覧

・国土交通省|住宅:空き家対策 特設サイト https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/akiya-taisaku/

・シェアリングエコノミー協会「シェアリングエコノミー市場調査2022年版」 https://sharing-economy.jp/ja/20230124/

・楽待新聞「モノ、コト消費に焦点当てれば、レンタルスペースは思わぬ収益力を発揮!?」 https://www.kenbiya.com/ar/ns/jiji/diversion/7148.html

・crewtone「データから見るレンタルスペース売上動向・トピックまとめ」 https://crewtone.jp/contents/trend2025/

・note「スペースマーケットで月利益36万円、副業レンタルスペースのリアル」(個人運営者による報告) https://note.com/kenzi_kigyouka/n/n82df27448c18

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