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コワーキングスペースの集客を増やす方法|広告に頼らない新しい出会い方

コワーキングスペースの集客に、悩んでいませんか。立地も設備も、できる限り整えた。それでも、新しいお客様がなかなか増えない。そんなお声を、私たちはよく耳にします。
でも、原因は施設の魅力が足りないことではありません。多くの場合、その魅力をまだ知らない人が、たくさんいるだけです。つまり、コワーキングスペースの集客には「良い場所づくり」と「出会いの入口づくり」の両方が欠かせません。
この記事では、集客がうまくいかない理由と、今日から取り組める方法をやさしく整理しました。さらに、筆者自身の体験談と、参考になる事例もご紹介します。私たちOnePlace HUBが大切にしている「提携先サービスのユーザーとの接点を活かす」という考え方も、あわせてお伝えします。読み終えるころには、自施設に合った次の一歩が見えてくるはずです。
コワーキングスペースの集客がうまくいかない3つの理由
まずは、よくある悩みを整理してみましょう。コワーキングスペースの集客は、広告を出せば解決するほど単純ではありません。次の3つに、思い当たる点はないでしょうか。
理由1 そもそも施設の存在を知られていない
集客の最初の壁は「認知」です。駅から近くて、料金も手ごろで、静かに作業できる。そんな魅力があっても、知られていなければ選ばれません。
たとえば、出張先で急に会議室が必要になった人を想像してください。その人が施設の名前を知らなければ、候補にすら入りません。これが、コワーキングスペースの集客で最初にぶつかる壁です。自社サイトやSNSでの発信は大切です。しかし、それらを見ていない人には、どうしても情報が届きません。
理由2 新しいお客様との出会いが限られている
リピートしてくださるお客様は、施設運営の大きな支えです。一方で、常連さんだけに頼ると、利用者の顔ぶれが固定されがちになります。
また、普段はカフェや自宅で働いている人もいます。そうした人は、必要なときだけ使えるコワーキングスペースを探しているかもしれません。ところが、出会う入口がなければ、その機会は生まれないのです。コワーキングスペースの集客を安定させるには、新しい人との出会いが欠かせません。
理由3 コワーキングスペースの集客に回す時間とお金が足りない
広告の運用、SNSの更新、サイトの改善。やるべきことは山ほどあります。しかも、受付や掃除、問い合わせの対応と並行しなければなりません。
特に小さな施設では、少ない人数ですべてを回していることも多いでしょう。そのため、続けたくても続けられない施策が出てきます。新しい方法を選ぶときは、費用だけでなく「手間」も見ておきたいところです。
数字で見る|働く場所を探している人は、確かにいる
「そもそも、需要はあるの?」と感じる方もいるでしょう。ここでは、国の調査から分かることを確認します。
テレワークは、今も一定の割合で続いている
国土交通省の令和7年度の調査では、会社などに勤める人のうち、これまでにテレワークをしたことがある人の割合は全国で25.2%でした。前年度より0.6ポイント増えています。さらに、直近1年間にテレワークをした人の割合は16.8%で、こちらも1.2ポイント増えました。
(出典:国土交通省「令和7年度のテレワーク人口実態調査結果を公表します」)
また、総務省の令和7年通信利用動向調査では、テレワークを導入している企業は50.1%でした。これは、従業員100人以上の企業を対象にした調査です。
(出典:総務省「令和8年版 情報通信白書」テレワーク・オンライン会議)
「必要になってから探す」人に届くかどうかが分かれ道
ただし、テレワークの数字は、コワーキングスペースの利用者数そのものではありません。それでも、働く場所を一つに決めない人が一定数いることは読み取れます。
そうした人は、必要になった瞬間に場所を探します。そのとき候補に入れるかどうかが、コワーキングスペースの集客を大きく左右するのです。
コワーキングスペースの集客を高める4つの基本の方法
では、どうすれば出会いの入口を増やせるのでしょうか。ここでは、取り組みやすい4つの方法を紹介します。
方法1 Googleマップの情報を整える
Googleビジネスプロフィールに登録すると、Google検索とGoogleマップで、施設を見つけてもらえるようになります。無料で使えるのも、うれしいところです。
(出典:Googleビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールを追加またはオーナー確認する」)
載せておきたい情報は、次のとおりです。
- 住所と、駅からの行き方
- 営業時間と、使える時間帯
- 料金と、予約の方法
- Wi-Fiや電源、モニターなどの設備
- 個室や会議室の有無
- 施設の写真
初めて使う人ほど、料金や予約方法が分からないと不安になります。だからこそ、先に分かりやすく載せておくことが大切です。ただし、これだけで全員に届くわけではありません。
方法2 SNSやブログで「使う場面」を伝える
「モニター付きの会議室です」と書くだけでは、少し伝わりにくいものです。そこで「出張先でのオンライン商談に使えます」と、場面まで書いてみましょう。読む人が、自分の状況に置きかえやすくなります。
ただ、SNSやブログは続けることが大変です。コワーキングスペースの集客に使うなら、続けやすさがいちばんのカギになります。無理なく続けられる頻度を、先に決めておくと安心です。
方法3 近くの会社やリピーターに声をかける
近くの会社に会議室の使い方を紹介したり、テレワークをしている人に利用をすすめたりする方法です。この声かけも、コワーキングスペースの集客では定番の方法です。予約のしやすさや料金の分かりやすさも、再び選んでもらうための大切な要素になります。
とはいえ、この方法は、施設をまだ知らない人には届きません。だからこそ、次の方法と組み合わせたいところです。
方法4 提携先のアプリに載せて、集客の入口を増やす
すでにたくさんの人が使っているアプリに施設が載れば、自社サイトやSNSとは別の道から知ってもらえます。利用する人も、新しいアプリを探さずに済みます。
つまり、これまで出会えなかった人との接点が増えるのです。コワーキングスペースの集客に、新しい入口をつくる方法といえます。
4つの方法を比べてみましょう
| 方法 | 届きやすい人 | 手間 | 向いている場面 |
| Googleマップの整備 | 近くで探している人 | 最初に整えれば更新は少なめ | 場所や営業時間をすぐ確認してほしい |
| SNS・ブログ | 発信を見てくれる人 | 続ける手間がかかる | 施設の雰囲気を伝えたい |
| 近隣企業・リピーターへの声かけ | すでに接点のある人 | 人手がかかる | 継続して使ってほしい |
| 提携先アプリへの掲載 | 普段は施設を探していない人 | 掲載の準備が中心 | 新しい出会いを増やしたい |
※筆者の整理です。実際の効果は、立地や料金、設備によって変わります。

【筆者の体験談】検索も会員登録もいらなかった、2つの場面
ここで、利用者としての筆者の体験をお話しします。コワーキングスペースの集客を考えるうえで、大きなヒントになりました。
体験1 出張先で、急に会議室が必要になった
出張先で、急きょ会議が決まったことがありました。土地勘のない場所です。まず地図で近くの会議室を探し、料金と空きを調べ、予約の方法を確認しなければなりません。施設ごとに専用のアプリがあれば、探してダウンロードし、会員登録も必要です。
会議までの時間がないときは、この手間がかなり重く感じます。ところが、普段から使っているアプリに、近くの提携施設が載っていました。そのため、新しく検索することも、会員登録をすることもなく、スムーズに予約できたのです。
体験2 名前は知っていたのに行けなかった店舗に、初めて行けた
もう一つは、名前だけは知っていた店舗の話です。以前から存在は知っていたものの、なかなか行く機会がありませんでした。そんなとき、いつものアプリにその店舗が載っているのを見つけ、「せっかくだから」と行ってみました。
1回だけ使う利用方法(ドロップイン)は、いつもと同じです。店舗に掲示されているQRコードを読み取るだけなので、迷いませんでした。支払いも、いつものアプリを通して自動で済みます。初めての店舗でも、不安なく使えました。
2つの体験から見えた、コワーキングスペース集客の本当の姿
この2つの体験で感じたのは、利用者にとっての壁は「施設の良し悪し」だけではない、ということです。
- 新しく検索する手間
- 新しく会員登録をする手間
- 支払い方法が分からない不安
こうした小さな壁が、足を止めてしまいます。逆に、いつものアプリで見つかり、いつもの手順で使えれば、初めての場所でも行きやすくなります。
つまり、コワーキングスペースの集客では、魅力を伝えることに加えて、利用までの手間を減らすことも大切です。
※上記は筆者の実体験です。実際の掲載内容や利用方法は、サービスや施設によって異なります。

提携先ユーザーとの接点を活かす、コワーキングスペース集客の実例
では、この「提携先を入口にする」形は、実際にどれくらい広がっているのでしょうか。ここでは、参考になる事例と、私たちの仕組みをご紹介します。
参考事例|空いた場所を提携でつなぐワークスペースサービス「Threes」
トーキョーサンマルナナ株式会社が運営する「Threes(スリーズ)」は、ホテルやワークブース、シェアオフィスなどの空いているスペースを、ビジネスパーソン向けのワークスペースとして提供するサービスです。15分単位で使えるのが特徴です。
2022年12月の発表では、BizSPOT(株式会社アクセア)やRemoteworkBOX(2Links株式会社)と、お互いに利用者を紹介し合う「送客提携」を始めたと伝えています。この提携には、次のようなねらいがあるそうです。
- 利用者は、使える場所が提携先の分だけ増える
- 施設のオーナーは、サイトごとの契約や管理画面の手間をかけずに、複数の入り口を持てる
(出典:バリュープレス「15分単位の快適なワークスペースプラットフォーム『Threes(スリーズ)』…送客提携を開始しました。」)
なお、Threesは、私たちOnePlace HUBの提携先でもあります。この事例から分かるのは、提携を通じて施設と利用者をつなぐ形が、以前から広がっているということです。ただし、掲載されたからといって、利用が約束されるわけではありません。また、上の内容は2022年12月時点の発表です。最新の状況は、各サービスの公式情報でご確認ください。
OnePlace HUBが「提携先ユーザーとの接点」をつくる仕組み
私たちOnePlace HUBは、コワーキングスペースや貸し会議室の運営に必要な機能を、ひとつにまとめたサービスです。その中で、コワーキングスペースの集客を支える仕組みが、提携先サービスへの自動掲載です。
- 施設の情報を登録すると、提携先サービスにスペース情報が自動で載ります
- 提携先サービスの会員数は、合わせて50万人以上です
- 利用する人は、いつものアプリで見つけて、QRコードを読み取るだけで使えます
- スマートロックと連携すれば、スタッフがいない時間の受付にも対応できます
そのため、自分で広告を一つずつ出さなくても、これまで出会えなかった人に知ってもらえます。もちろん、自社のサイトやSNSでの集客とも、併用できます。私たちが考えるコワーキングスペースの集客は、「待つ」から「出会いに行く」への切りかえです。
費用の面では、初期費用と月額の固定費がかからない「スタータープラン」があります。外部から利用が成立した分に、手数料がかかる仕組みです。くわしくは、OnePlace HUBの料金プランをご覧ください。
実際の集客の効果は、立地や料金、設備によって変わります。だからこそ、私たちは、導入前に一緒に整理することを大切にしています。

コワーキングスペースの集客を始める前に確認したい3つのポイント
新しい方法を取り入れるときは、いくつか確認しておきたいことがあります。焦らず、順番に整理してみましょう。
ポイント1 来てほしい人を、はっきりさせる
まずは、どんな人に来てほしいのかを考えます。
- 出張や外出の合間に使うビジネスパーソン
- 会議室を探している会社
- 必要なときだけ使いたい人
- 自宅以外で集中したい人
来てほしい人によって、合う方法は変わります。提携先の利用者層と合っているかも、確かめておきましょう。
ポイント2 手間と費用を、利益で見る
集客の方法は、売上だけで判断しないことが大切です。手数料やかかる手間を引いたあと、いくら残るのかまで見てみましょう。
また、始める前に料金や条件を確認し、始めたあとも結果を振り返れるようにしておくと安心です。数字で振り返れば、続けるか見直すかも判断しやすくなります。コワーキングスペースの集客にかけた費用は、手数料も含めて見ておきましょう。
ポイント3 予約までの道を整えておく
見つけてもらえても、情報が足りなければ、予約には進めません。住所、料金、設備、使える時間を、分かりやすくそろえておきましょう。予約の方法や、当日の入り方も、迷わない形にしておくことが大切です。
「見つけてもらうこと」と「使うと決めてもらうこと」は、別の課題です。この2つがつながって初めて、コワーキングスペースの集客は成果になります。
まとめ|コワーキングスペースの集客は、出会いの入口を増やすことから
最後に、大切なポイントを振り返ります。
- コワーキングスペースの集客が伸びない原因は、魅力不足ではなく「知られていないこと」が多い
- Googleマップ、SNS、声かけは基本。そこに提携先との接点を足すと、出会いが広がる
- 利用者は「検索」「会員登録」「支払い」の手間で、足を止めてしまう
- 始める前に、来てほしい人・手間と費用・情報の整備を確認する
コワーキングスペースの集客は、一つの方法だけで解決するものではありません。それでも、施設の魅力を高めながら、出会いの入口を少しずつ増やしていくことはできます。
私たちOnePlace HUBは、提携先サービスのユーザーとの接点を通じて、施設と新しい利用者をつなぐお手伝いをしています。まずは、自施設に合うかどうか、気軽にご相談ください。
参考にした情報(掲載元)
- 国土交通省「令和7年度のテレワーク人口実態調査結果を公表します」(令和8年3月24日公表):https://www.mlit.go.jp/report/press/toshikankyoteleworkr7.html
- 総務省「令和8年版 情報通信白書」テレワーク・オンライン会議(令和7年通信利用動向調査の結果):https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r08/html/nd21b220.html
- Googleビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールを追加またはオーナー確認する」:https://support.google.com/business/answer/2911778?hl=ja
- バリュープレス(トーキョーサンマルナナ株式会社)「15分単位の快適なワークスペースプラットフォーム『Threes(スリーズ)』…送客提携を開始しました。」(2022年12月15日):https://www.value-press.com/pressrelease/309833
- OnePlace HUB 公式サイト:https://lp.1place.space/